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肥料

 
 私は花が咲く頃から有機肥料を隅に盛りつけるようなかたちであげています。人によってはもっと早くからあげている人もいるので、早めにあげてもいいようです。肥料といってもいろいろあるので、これでなければだめだということはないのですが、緩効性の肥料がいいです。一般的には洋蘭用の有機肥料かグリーンキングなどがいいと思います。有機肥料でも効きを早めるために化学肥料を少し混ぜたものもありますので各成分量の多いものはあまりおすすめできません。窒素、リン酸、カリの成分があまり多くなく、ゆっくり効くものが向いています。また化成肥料でもゆっくり長く効くコーテング肥料などがあるので、こちらの方は使っても大丈夫だと思います。最初にあげる成分量は窒素、燐酸、カリ、がだいたい同じくらいのもので、花が終わって木が固まってきたらあまり窒素は使わないと思うので、燐酸、カリ、の主体のものがいいと思います。施肥する量は、各肥料によって成分量がまちまちなので、肥料の袋に記載されている説明に従って山野草か洋蘭のパフィオベデラムに準じてあげるとよいでしょう。葉の先が褐色になってきた時は肥料が多すぎて根が傷んでいる可能性が大なので、根を確認して痛んでいるようであればすぐに植え替えましょう。灌水のときにハイポネックスなどの液肥を1000倍から2000倍に薄めてあげても効果があります。葉面散布剤は効果はあるのですが効き目をよくするために植物成長ホルモンを入れてあるものがあるので注意が必要です。必ず規定濃度以下で散布してください。

 

防除 殺虫剤

 

私のところでの害虫の被害はほとんどありませんが、毛虫、ヨトウムシ(根切り虫)、ナメクジ、カタツムリ類などの防除は時々します。有機リン系の殺虫剤は薬害が出やすいので合成ピレスロイドのアグロスリンなどがよいです。アツモリソウは開花時期が早いのであまりナメクジなどの被害はありませんが、たまにマイキラーなどで防除しています。
 

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