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  遮光

栽培環境によって遮光の仕方はかなり違うと思われますが、だいたいつぼみが見えてくる頃までは、時期的にそれほど遮光は必要ないのですが、すこし日が強くなって花が咲く頃から軽い遮光をし6月に入って日差しが強くなって気温も上がってくるとくるともう一重遮光ネットを張るか遮光率の高いものに交換した方がいいと思います。年によりますが、私は一番日の強い時期には遮光率50%くらいのものを2枚張ることもあります。(私のところは田舎なので1日中日が当たる。前、後ろ側の方は遮光ネットは張っていないので朝、夕は光が入ってくる)。目安としては、春、秋は明るく感じる位で暑い夏は少し暗い方がよいです。アツモリソウの葉は艶があって透明感のある暗いがよく、光が強すぎると葉が黄色っぽくなり葉の表面の艶がなくなってきます。湿度さえあれば少しぐらい黄色い方が成績のよいこともありますが、基本的に光が強すぎたり暑すぎたりすると、成長するエネルギーより消費するエネルギーの方が多くなり作落ちします。中国四川省のアツモリソウは光が好きなので少し明るくしてあげます。また家の影など完全な日陰は明るくてもあまり生育は良くありません、適度に木漏れ日があるのが望ましいです。9月の中旬くらいになってくると日差しも弱まってきます。そのときにまだ青々としている葉のアツモリソウはまだ満度に生育していない可能性があります。要因としてはその年が曇りがちで日照量の不足、遮光の強すぎが考えられます。そういう時は少し明るくして光合成が出来るようにして上げます。中国産のアツモリソウ、フラブムなどが遅くまで青々としているタイプです。また気温が下がってくると、鉢の中がなかなか乾きづらくなり、根腐れを起こしやすくなるので、様子を見ながら遮光ネットをはずしてください。

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